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偕成社版、SF名作シリーズという全集が昔々にありました。 画像の表紙を見て、ああと思った方はン十歳以上(笑)。 昭和40年代の学校の図書館には大抵この全集があったものです。 小学校中級から中学生までをターゲットにしたジュブナイルです。 そう、児童向けですから翻訳だけではなく改編もされています。 できるだけ「めでたしめでたし」となるようにですね。 ですから後日原作(?)を読んだ時は大いに戸惑ったものです。 ええっ!ジョン・カーターとデジャー・ソリスはいつまでも幸福に暮らしたんじゃなかったの?とか。 だって、冒険があるとは書かれてましたが、偕成社版『火星のプリンセス』では平和会議で幕が下りているのですから。 冒険だってカーター夫妻の息子の冒険と書かれてました。 原作の第1作のラストでいきなりあんなことになるなんて…。 いやぁ、これこそ翻訳担当の野田開作の思う壺だったでしょうね(笑)。 事実、私はすぐに第2作『火星の女神イサス』を手に入れましたから。 そして読み終わると続けて第3作『火星の大元帥カーター』へ。 そこまでいけばもう止まりません。 二人の息子カーソリスが主役の『火星の幻兵団』を読み、結局全作読破してしまいました。 ただ、偕成社版が頭に叩き込まれているので、他の作品はどうも原作に馴染めませんでした。 『姿なき宇宙人』の原作は『二十億の針』ですが、やはり野田開作版の方が。 『のろわれた宇宙船』(ハインライン)も矢野徹版が。 『宇宙FBI』(キャプテン・フューチャー)も野田昌宏版。 といった具合にジュブナイル版が好みなんです。 どうしても原作の方がハードボイルドですからね。 因みに建部本一郎の表紙や挿絵に魅せられたのもこのシリーズの影響ですね。 どうやら私は『火星のプリンセス』を小学校の図書館で読んだみたいです。 そしてそれがどうしても欲しくなり買ってもらったようです。 おそらく誕生日か何かでしょうね。 おもちゃとは違い書籍となると親に買って貰われ易かったという記憶があります。 それは小学2年生の頃。 で、デジャー・ソリスって凄く綺麗なんだ!と脳髄に刷り込まれた模様です。 そして白人女性好みになったというわけ。 小学校三年の時にはもうジャクリーン・ビセットとジョアンナ・シムカスが好きになってましたから。 おかげで中3トリオなどのアイドルの洗礼はまったく受けずじまいということに(苦笑)。 今でもやっぱり火星のプリンセスたち(武部画伯版!アメリカ版は馴染めません)が大好きですね。 PCの近くの壁面にはスキャナしてプリントアウトした『火星の秘密兵器』の表紙絵が飾られています。 ええ、『犬神家の一族』や『悪魔の手毬唄』ではございません。 |
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